全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦

 

全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦
開催場所 栃木県:ツインリンクもてぎ
開催日時 331(予選) 参加台数47台 予選通過台数40
4
1(決勝)  レース周回数16
観客動員数 10,600人  
予選コンディション 天候:曇りのち雨 気温12.5℃ 路面温度17.5
予選結果 予選42位 予選落ち 
ベストタイム 予選2’01.869 

いよいよ全日本ロードレース選手権が開幕しました。

この日の為にオフシーズンはスポンサー活動を行い、ミニバイクでの走り込みや、筋力トレーニングを行い着々と準備を進めて参りました。
 しかし、スポンサーの獲得の難航や、肝心のマシンのデリバリーが遅れ、充分な体制ではありませんでした。特に、今年立ち上げたばかりのチームでレースの経験不足は否めませんでした。

特別スポーツ走行、ART合同走行
 第1戦ということで今回は木曜日から走行枠がありました。
 東日本チャレンジカップ以降、フロントのサスペンションに問題を抱えており、セッティングに戸惑っていました。走行に専念できる時間が少なく、絶えずセッティングを気にする走行となってしまいましたが、その中で手元の計測器で20秒台を出す事が出来、予選を通過する為の手応えを感じることができました。新しいタイヤとのマッチィングも良く、予選での更なるタイムアップを期待できる感じでした。しかし、相変わらずフロントのセッティングに悩み、まだ開幕戦ということもあり、予選時間も長かった為、大幅なセッティング変更をして予選に望む方向にしました。

予選
 運命の予選は厚い雲の中、午前中のセッションが始まりました。気温が上がらず、路面温度も
低い状態でしたが、ライダーのコンディションはとても良く、あとはフロントのセッティングが
決まりさえすれば、2分を切り目標にしていた159秒台に突入することも夢ではない感じでした。予選のセッションが45分と長く、また気温も低い為、しっかりとタイヤと体を温めてからタイムアタックをする作戦で行きました。が、これが後に仇となってしまいました。
 4周目を終えそろそろタイムアタックに入ろうとした瞬間、リアブレーキが効かなくなりました。何度かペダルを踏みなおしてみましたが、改善されずタイヤも滑る感じがしましたので、何かトラブルだと思い慌ててピットインをしました。リアのブレーキ周りを確認したところ、ブレーキホースがタイヤと干渉し、擦り切れそこからブレーキフルードが漏れ出していました。更にフルードはタイヤにも多量に付着しており、危機一髪でした。原因はブレーキホースを固定し忘れていた為におこった整備ミスでした。ホースのスペアも無く、タイムアタックを出来ぬまま予選の1回目は終了となりました。
 気持ちを切り替えて、なんとかブレーキホースを他のチームから借用し、2回目の予選に望みを掛けましたが、2回目の予選が始まる10分程前に無情にも雨が降り出し、第1戦の予選落ちが確定となりました。それでも、せっかくなので雨の中でも走行しようとコースインしましたが、度重なる精神疲労とフロントサスの問題の為、ハイサイド転倒という最悪の結果になってしまいました。

まとめ
 今回はマシンが届いてから充分に整備する時間が無く、結果的にフロントサスで抱えていた問題も整備不良と言う事が分かりました。予選での整備ミスといい、普段なら気付くことが出来ていたのですが、今回は準備時間が無く、新チーム体制での参戦などで周りまで意識がいきとどかなく、予選をなんとか突破することだけに集中し過ぎてしまいました。
 しかし、シーズンはまだ始まったばかりなので、このチームの問題点や周りの状況を分析し、僕自身もっと周りに目を配り、チームを一つにまとめ上げ、チーム一丸となって全日本を戦えるようにして行きたいと思います。早速、次戦の筑波大会の為に、今週末行われます東日本チャレンジカップ選手権筑波大会は上位を目指すことは元より、マシンのセットアップを最初からやり直し、セッティングをしっかりと煮詰め、更に全日本を想定したチームの運営が出来るように頑張りたいと思います。
 今回のレースでは、ライディング以外での課題が浮き彫りとなりました。そして改めて全日本で戦って行く事の厳しさを痛感させられたレースでした。いきなり全てがうまく行く訳でもないので、このチームが全日本で通用するチームにする為にも、一層の努力をして行きたいと思います。次戦の筑波大会までには、一つずつ課題をクリアして行きたいと思いますので、引き続きご声援宜しくお願い致します
八幡屋礒五郎
faith
TSボディー
信越電建(株)
   
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