2007 OKAYAMAロードレースシリーズ第4戦 

オープンクラス第2戦、第3戦レースレポート

 

OKAYAMAロードレースシリーズ OPENクラス 第2戦、第3戦

開催場所 岡山県:岡山国際サーキット

開催日時 7月1日 レース周回数10周 参加台数22台 

レースコンディション 天候:くもりのち雨 気温24.8℃ 路面温度27.4℃

<第2戦>

レース結果 予選11位 決勝4位 

ベストタイム 予選139603dry) 決勝154500wet

<第3戦>

レース結果 予選12位 決勝2位 

ベストタイム 予選139718dry) 決勝152292wet


OPENクラス】

 2サイクル245cc以上、4サイクル345cc以上の市販車両で排気量の制限はない。タイヤは一般公道用を使用する。

 

 今回は全日本前の練習を兼ねて、岡山ロードレースシリーズのOPENクラスにエントリーしました。このレースは珍しく、1大会で2レースの開催でした。

1年振りの岡山と言う事で、コースのおさらいと07CBRのセッティングを詰める事に集中しました。

前日の特別スポーツ走行で、様々なセッティングを試し順調に仕上がっていたのですが、3本目の走行で転倒してしまい満身創痍で予選に臨む事になりました。

 

予選 天候:くもり

<第2戦> 

幸い転倒による、身体へのダメージは無かったので、チームクルー一丸となりバイクの修復作業を行い予選に望むことが出来ました。10分間と言う短い予選時間のため、2周目から積極的にタイムアタックしましたが、昨年の自分のベストタイムを更新する事は出来ず結果11位となりました。

 

<第3戦>

 1回目の予選でセッティングが合わなかった為、セッティングの変更を行い気合充分にコースインしました、が集団での走行となり思ったようにペースが上げられないまま10分間が過ぎ、結果は12位でした。

 

決勝 天候:雨

<第2戦>

 スタート前チェック15分前から雨が降り始め急遽、雨用のセッティングに変更し決勝に挑みました。予選11位の為4列目の中央からのスタートになりました。

 上位に食い込むためには何としてもスタートで何台抜けるかにかかっているので、コンセントレーションを高めスタートにかけました。すると抜群のタイミングで飛び出し、一気に4位まで急上昇する事が出来ました。そしてオープニングラップを終えることには2位まで浮上し、トップ目指して果敢に攻めました。しかし、トップはJSB1000仕様の為ストレートでの差が歴然としており中々前に出ることは出来ませんでした。インフィールドでは直ぐ背後に迫りサイドバイサイドに持ち込みましたが、ストレートに入ると一気に離されてしまう、と言う展開が数週続きました。そして4周目、抜きどころであるのバックストレート先のヘアピンで仕掛けようとブレーキング勝負にでたところ、フロントタイヤがロックし、あわや転倒してしまうところでしたが、なんとか持ち応え転倒は免れましたが、そのままコースアウトしてしまいました。グラベルを突っ切り、直ぐにコースへ復帰しましたが、8位までポジションダウンしてしまいました。コース復帰後は順位を挽回する為、ウェット路面に怯むことなく猛然と攻め、一台、また一台とパスして行きました。そして、4位までポジションを回復し3位のライダーを捉えたところでチェッカーとなりました。優勝が見えていただけに悔しい結果となりました。

 

<第3戦>

 約3時間のインターバルの後、まだ雨が降っている中、オープンクラス第3戦がスタートしました。リアタイヤのみ新品に交換し、第2戦ではバイクの感じも良かったので、セッティングもそのままで臨みました。そして、緊張のスタートはまたもや、ダッシュに成功し、12位から一気に3位にジャンプアップです。場内アナウンスでも『ゼッケン77番小田選手またもやロケットスタート!!!!』と絶叫してくれた程、スタートは決まりました。しかし、先ほどのレースで雨の感覚が他の人も良くなり、トップの2台は簡単には前に出さしてくれませんでした。更にペースが上がったことで、インフィールドでのアドバンテージも無くなり、とても厳しい戦いになりました。トップ集団は4台での争いとなり、僕以外は全てJSB1000仕様のマシンです。オープニングラップ3位走行中、最終コーナーの立ち上がりでゼブラに乗り、大きくバラスを崩してしまい転倒はしませんでしたが、4位に後退してしまいました。

そこからはコーナーの進入で抜いても、ストレートで抜き返されてしまうというパターンが、幾度となく繰り返されました。抜けないまでも、こうすることでプレッシャーを相手に与え、ミスを誘う作戦にしました。そして、JSB仕様のマシンの人達も、トップが頻繁に入れ替わり、もの凄いドックファイトとなりました。その中で僕は、とにかくチャンスを待ちました。そしてチャンスは巡ってきました。2位を走行中のマシンがゼブラで滑りバランスを崩した隙に、3位に浮上することが出来ました。後は、とにかくミスをしないように、慎重にでも、更に上を目指してアグレッシブに走りました。すると、ファイナルラップの最終コーナー手前でなんと、トップのマシンが転倒してしまい、僕は2位でチェッカーを受けました。第2戦では、はやる気持ちで表彰台を逃してしまいましたが、第3戦は我慢のレースで表彰台に乗れることが出来ました。

 

まとめ

 今回の遠征では練習中に転倒してしまったり、ドライでの自己ベストを更新できなかったりと、100パーセント満足できる内容ではありませんでしたが、不慣れなコースで、マシンのハンデを背負いながらも、地元の人達と互角のレースが出来、更に表彰台に乗れたことは、とても大きな自信になりました。

 更にレースの奥深さを改めて感じ、やはり最後まで諦めないことが一番大事だと痛感させられたレースとなりました。

 今期、初表彰台に登り、とてもうれしかったです。今年は出だしこそ良かったものの、その後は歯車が噛みあわず、マシントラブルや天気に翻弄されてしまいましたが、これをきっかけに調子を上げて行きたいと思います。

 SUGOでもこの勢いで、頑張りたいと思いますので、ご声援宜しくお願いいたします。
八幡屋礒五郎
faith
TSボディー
信越電建(株)
   
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